先日、マイボートの保険の更新手続きをしてきました。
車と違ってボートには「自賠責保険」のような強制保険がありません。つまり、何もしなければ完全に無保険で海に出ることになります。もし他の船にぶつけたり、遊泳者にけがをさせたりしたら、賠償は全額自己負担。考えるだけで怖い話です。
今回は、私が加入している「PB責任保険(プレジャーボート責任保険)」について、実際の保険料や補償内容を包み隠さず書いてみます。マイボートを持っている方、これから買おうとしている方の参考になれば嬉しいです。
PB責任保険とは
PB責任保険は、日本漁船保険組合が窓口となっているプレジャーボート向けの賠償責任保険です。全国プレジャーボート安全会という団体の団体契約で、引受保険会社は東京海上日動。個人でバラバラに入るのではなく、団体の一員として加入する仕組みなので、保険料が抑えられています。
対象はモーターボートやヨットなどのプレジャーボート。私の船(ヤマハGC-7・6.27m・5トン未満)もこれで加入しています。※漁船登録をしている船は対象外です。
実際いくら?私の契約内容
私の今回の更新内容はこうでした。
- 保険金額:3億円(1事故あたり)
- 年間保険料:17,820円(無事故割引10%適用後)
- 保険期間:1年間
月に直すと1,500円ほど。これで3億円の賠償に備えられるなら、正直安いと思っています。ちなみにワンランク上の7億円プランでも年19,080円で、差額は年1,260円ほどしかありません。次回の更新では7億円プランへの変更も検討しています。
無事故を続けると割引が付くのも、車の保険と似ていて続ける励みになります。
補償される内容は大きく3つ
1. 対物賠償
他の船にぶつけた、漁具や定置網・養殖網を傷つけた、桟橋やマリーナの施設を壊した——こうした「モノ」への賠償です。瀬戸内は漁具や養殖設備が多い海域なので、ここが手厚いのは心強いところ。
2. 対人賠償
相手の船に乗っていた人にけがをさせた、遊泳者やダイバー、水上バイクの人を死傷させた——「ヒト」への賠償です。万一のとき金額が最も大きくなりうる部分で、保険の本丸だと思っています。
3. 捜索救助費用
プロペラにロープが絡んで曳航してもらった、座礁して救助された、落水者の捜索で他の船に協力してもらった——そんなときの費用も1事故200万円まで補償されます。実はこれが一番お世話になる可能性が高いかもしれません。
※人を乗せて営業する遊漁船向けには「PB乗客賠償責任保険」という別の保険もあります。
どこで入れる?
PB責任保険は、マリーナや造船所、取扱代理店が窓口になっています。私はお世話になっている造船所経由で手続きしました。支払いはコンビニ払いもOKで、手続き自体はあっけないほど簡単です。
「マイボートを買ったらまず保険」。船を買うときに造船所やマリーナに聞けば、だいたい案内してもらえます。詳しくは日本漁船保険組合のサイトにも補償内容が載っています。
事故が起きたときのために覚えておくこと
保険に入って終わり、ではなく、事故時の動きも決めておくと安心です。私は次の3つをスマホにメモしています。
- 人命最優先。危険があればまず海上保安庁「118」
- その場で示談しない。過失割合や支払いの約束をしない
- すぐ保険の事故受付へ連絡してから修理等を進める
現場の写真・GPS位置・相手の連絡先を残しておくことも大事です。
保険とセットで。船に積んでおきたい安全装備
保険は「起きてしまった後」のお守り。事故そのものを防ぎ、命を守るのは装備です。特にライフジャケットは桜マーク(国土交通省型式承認品)付きが船では法律上必須。同乗する家族の分も忘れずに。
キャプテンスタッグ 子供用救命胴衣 タイプF(桜マーク付き)
うちの子どもたちにも使っている桜マーク付きライフジャケット。船に子どもを乗せるなら必須です。
大人用の桜マーク付きライフジャケットを探す
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子供用のライフジャケット選びは、以前詳しく書いたこちらの記事もどうぞ。
まとめ:月1,500円で「安心して海に出られる」
- ボートに自賠責はない。無保険は本当に危険
- PB責任保険なら年17,820円で3億円補償(無事故割引後)
- 対物・対人・捜索救助までカバー
- 加入はマリーナ・造船所・取扱代理店へ相談を
マイボートの維持費というと係留料や燃料代に目が行きがちですが、保険は「海に出る資格」みたいなものだと思っています。年1万円台で家族に心配をかけずに釣りができるなら、これほど安い安心はありません。
これからマイボートを検討している方は、船の予算に保険代も忘れずに入れておいてくださいね。

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