釣った魚を持ち帰って食べるまでが、釣りの楽しみ。
先日マイボートで釣ってきたシロギスを刺身にして、前から気になっていた「ヤマデン醤油 甘口」を初めて合わせてみました。これが想像以上に良かったので、記録として残しておきます。

釣りたてのキスを刺身に
シロギスは、透明感のある上品な白身。クセがなく、繊細な甘みがあるのが魅力です。
その反面、味が繊細すぎて醤油に負けやすい魚でもあります。普通の濃口醤油だと、せっかくの上品な甘みが塩気に押されてしまう。ここが、キスの刺身の悩ましいところでした。
ヤマデン甘口醤油を合わせてみた
今回使ったのは、富山県黒部市の飯澤醤油味噌店がつくる「ヤマデン醤油 甘口」。ラベルには「黒部の名水入り」とあります。
一口目で「あ、これだ」となりました。
甘みと塩気のバランスが絶妙なんです。まず最初に、はっきりとした甘みがくる。でもベタつく甘さではなく、後から塩気がすっと追いかけてきて、きれいにまとまる。この甘みが、キスの繊細な甘みと同じ方向を向いているので、白身の風味を消さずに持ち上げてくれます。
魚の旨味を絶妙に引き出してくれる、という表現がいちばん近いです。醤油が主張しすぎず、それでいて存在感はある。白身の刺身にこれほど寄り添う醤油は、なかなかありません。
わさびを少し溶いても、甘みがあるおかげで角が立たず、まろやかにまとまりました。
実は「釣り人のための醤油」だった
気になって調べてみたら、北陸で甘口醤油が根付いた理由が面白かったんです。
メーカーの説明によると、北陸で甘口が好まれるのは漁師さんの文化からだそう。船の上で簡単に料理できるように、そして甘い醤油一本で調理もエネルギー補給もできるように——という理由で広まったとのこと。
つまり、もともと漁師のための醤油なんですね。釣り人が釣った魚に合わせて「うまい」と感じるのは、考えてみれば当たり前の話でした。
黒部の名水がつくるまろやかさ
もうひとつのポイントが、ラベルにもある「黒部の名水」。
名水百選に選ばれている黒部の水は、カルシウムや鉄分が少ない軟水で、ほどよい甘みとまろやかな口当たりが特徴なのだそうです。地元では「清水(しょうず)」と呼ばれ、地下110m以上から湧く水を使っているとのこと。
飯澤醤油味噌店は明治末期の創業で、100年以上この水で醤油を仕込んでいるお店。まろやかさと深い旨味を出すため、丸大豆をそのまま使っているそうです。あの角のない甘みは、水と造りの両方から来ているんだと納得しました。
どこで買える?(正直に書きます)
ここが悩ましいところで、ヤマデンの甘口は、単品でのネット通販がほとんどありません。
メーカー公式サイトの価格は甘口500mlで270円、1Lで380円という良心的な設定なのですが、通販で流通しているのは以下くらいでした。
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング:4本セット(甘口1L+だしつゆ+白色+丸大豆)で6,368円
- ふるさと納税:富山県黒部市への寄付で甘口1L×6本
正直に言うと、4本セットは価格だけ見れば割高です。ただ、甘口・だしつゆ・白色・丸大豆と味の違う4本が試せるので、そこに価値を感じるかどうかだと思います。まとめ買いになってもいい方や、富山の醤油を一通り試してみたい方向けですね。
富山方面へ行く機会があるなら、現地のスーパーや道の駅で買うのがいちばんお得です。私も、また北陸に行くことがあれば買い足してこようと思っています。
今回使った醤油
ヤマデン 醤油4本セット(飯澤醤油味噌店・富山県黒部市)
甘口1L/だしつゆ1L/白色1L/丸大豆1L の4本セットです。今回の記事で使ったのは、このうちの甘口。単品での通販がほとんど無いため、ネットで買う場合はこのセットかふるさと納税が現実的な選択肢になります。
▶ Amazonで見る | ▶ 楽天市場で見る | ▶ Yahoo!ショッピングで見る
ふるさと納税で甘口だけを6本
甘口そのものをまとめて手に入れるなら、富山県黒部市への寄付という方法もあります。
▶ ふるさと納税(ヤマデン醤油甘口1L×6本)を見る
まとめ
キスやカレイ、ヒラメといった白身の刺身には、甘口醤油が本当によく合います。
繊細な甘みを持つ魚に、同じ方向の甘みを持つ醤油を合わせる。理屈で考えても納得ですし、実際に食べてみて確信しました。釣った魚を美味しく食べたい方は、一度は試してみる価値があります。
そして何より、その甘口醤油のルーツが漁師さんの知恵だったというのが、釣り人としては嬉しい発見でした。次のキス釣行が、また少し楽しみになりそうです。

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